こんにちは、なすかるです。
突然ですが、子どもたちが通う保育園ってどんなところだと思いますか?
専門知識をもったプロの先生が、子どもの成長をを温かく見守ってくれるところ
一人一人の発達に合わせた環境が整っていて、子どもたちの興味や発達に合った玩具がある
子どもが「明日も保育園に行きたいな」と思うような、第2のおうちのようなところ
などなど、いろんな印象をおもちのことだと思います。
簡単に言うと、保育園は国家資格を持った保育士が、保護者の方の代わりに保育をするところです。
なので、「どこの保育園に預けても同じような保育をしてもらえるだろう・・・」
そう思っていませんか?
保育園によって保育方針や特色、大切にしていることも違います。
また、園の雰囲気や、先生たちの保育の質も全く違うんです。
いろんな保育園で働いた私だからこそ分かる保育園の内情。
そこもふまえつつ、保育園選びをしていただきたいなと思い、今回のブログを書きました。
保育園の入園を検討されている方
保育園選びに不安を感じられている方
初めて家族以外の大人と生活する保育園。
小さな我が子を預けることに、きっと保護者の方も不安な気持ちだと思います。
今回のブログでは、保育園選びの中で特に重要な「保育園へ見学に行った際に見て欲しいポイント」を中心に書いています。
保護者の方が安心してお子さんを預けられるよう、保育園選びのお手伝いができればうれしいです!
(決して不安な気持ちにさせたいわけではなく、「後悔しないよう厳しい目で見て保育園を選んで欲しい」との思いで書いていますので、ご了承ください)
乳幼児期は人生の基礎作り
乳幼児期は心も体も大きく成長する時期です。
特に3歳までの成長は著しく、脳の約80%ができあがり、人格の土台も形成されます。
0・1・2才児の子どもたちにとって、この時期に関わる人や物などの環境の影響は、子どもの人格形成に大きく影響を与えるため、注意が必要です。(遺伝よりも周りから受けた環境の方が人格形成に大きな影響を与えると言われています)
3歳までに「私は愛されているんだ」とたくさんの愛情を感じることで、自己肯定感が育まれ、優しい気持ちや強い心が育ちます。
子どもにとっての「今」は「かけがえのない時間」なのです。
1日の大半を過ごす保育園で、どのように過ごすかはとても重要です
保育園選びのポイントとは
保育園を見学し、どんな保育をしているのか見比べて見てみましょう!
自宅から職場までにある保育園を調べる
どんなにすばらしい保育が行われている園があっても、自宅や職場から遠ければ、送り迎えが大変になってしまいます。
毎日通うことを考え、通わせやすい保育園をいくつか探してみましょう。
自宅から近い方が便利ですが、職場の近くや通勤時にある保育園などをピックアップし、見学へ行ってみることをおすすめします。
保育園へ見学に行く
いくつか保育園が見つかったら、直接保育園に電話をして見学に行きましょう。
百聞は一見にしかずです。
ホームページや口コミだけで判断せず、必ず保育園を見学して園の雰囲気を感じたり、園長先生から保育の内容を聞くことが大切です。
見学に行った際は、ココをチェック!
・掃除が行き届き、清潔感があるか
・家庭的で温かい雰囲気か
・安全面に配慮しているか
(玄関の施錠など)
・園庭はあるか
(ない場合は外遊びができる環境は整っているのか)
・発達に合わせたおもちゃが自由に選べる環境になっているか
(大人が「今日はこれとこれで遊びます」と勝手に選んだ環境は最悪です)
・「うちの保育園はこういう保育をしてます」としっかりとしたビジョンをもっているか
・子どもの人権についてしっかり考えているか
(子どもファーストであるか)
・何でも話しやすい雰囲気か
(今後何でも相談しやすいような雰囲気だと安心です)
・先生たちの表情(笑顔で優しい雰囲気か)
・笑顔で挨拶してくれるか
・子どもたちに対するかかわり方
(優しい言葉かけや適切なかかわりをしているか)
※先生たちは見学に来ることを知っています
廊下を通る際なども、耳をすませてかかわりを聞いてみましょう!
・保育料以外にも園によって諸費用が異なります
気になる方は聞いてみましょう
・アレルギーがある場合は、給食で対応してもらえるか確認しましょう
気になることは何でも聞いてみましょう!
お子さんの気になる悩みでもOK
経験豊富な先生がしっかり話を聞いてくれると思いますよ!
こんな保育園は選ばないで!実際にある保育園
上から目線の先生が多い
ある意味、娘のように思っていってくれているのかも・・・しれませんが、「こうしないとだめ!」、「こうするべき」など自分の考えを押しつける年配の先生が多い園・・・、たまにあります。
先輩からのアドバイスはありがたいですし、聞く耳を持つべきですが、あくまでも子育ての主役は保護者です。
一緒に子育てをしていこうと「共育て」を大切にしてくれる先生だと心強いですね!
子どもに命令口調の先生
「○○しなさい!」「○○したらだめ!」など常に否定的な言葉かけをしている先生は、子どもの自己肯定感を低くしてしまいます。
言葉で言うことを聞かせようとする先生は、プロとは言えません。
日常的に浴びせられる否定的な言葉かけは、パワハラ上司が常にそばにいるのと同じです。
先生の言動
見学へ行った際、一番見て欲しいところです
外遊びを軽視する保育園
○○式保育など、保育園によっては教育を重要視している園も多くあります。
手先を使う玩具や造形遊びなどの発達に合わせた室内遊びも大切です。
それと同じくらいに外遊びも大切で、外で十分に体を動かしたり、さまざまなことを五感で感じることで感性が育ちます。
「よく遊び、よく食べ、よく眠る」のが子どもの仕事。
なかなか外で遊べなくなってきた現代だからこそ、保育園での外遊びの経験を大切にしてあげたいですね。
大人主導の保育をしている
「みんな同じものを作る大人主導の毎月の製作」、「全員参加のリズム遊び」、「大人が出した玩具でしか遊べない環境」など、未だに昭和のような保育をしている保育園、結構あるんです。
時代の変化にともない、保育もアップデートしていかなければ、時代に取り残されてしまいます。
一人一人を大切にする保育をしている保育園に出会えると、子どもたちも保育園に行くのが楽しくなりますね!
・遊びの空間だけでなく、疲れたときにゴロゴロくつろげるような環境のある部屋
・自然物などが飾ってあり、温かみがあって季節感が感じられる部屋
・子どもの作ったものが大切にされていて、作ったものを飾れるように工夫されている部屋
・発達に合わせたおもちゃがたくさん棚に置いてあり、自由に遊べる部屋
・送迎時に笑顔で応対し、今日あった出来事を話してくれる温かい先生がいる
・子どもの成長を一緒に喜び、一緒に考えてくれる先生がいる
保育園に入園を考えているなら早めに準備を
ご存じかもしれませんが、待機児童や保育士不足などの理由で、すぐに保育園に入園できないことがあります。
また、入園できるかの優先度は就労に関する状況や家庭の環境などを点数化して決める自治体が多く、自治体によって入園条件が異なるため、お住まいの市区町村の役所に確認しておきましょう。
さいごに
今回は、失敗しない保育園選びについてお話しました。
何だか「保育園批判」のように感じられたところもあるかもしれませんが、現実を知った上でしっかりと保育園を選んでもらいたいなと思い、このようなブログを書きました。
大半の保育園は豊富な知識と経験をもったプロ意識の高い先生が全力で保育をしていますから安心してくださいね。
大切なお子さんが一日の大半の時間を過ごす保育園。
「この保育園なら安心して我が子を預けられる!」と思える保育園に出会えることを願っています!
最後までお読みいただきありがとうございました!
これからも子育てに関する情報を発信していきます
あなたのお悩み解決につながればうれしいです!
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