くつの着脱っていつぐらいから教えればいいの?
どんなくつを選べばいいか知りたいな
今回は、くつの着脱を教え方や着脱しやすいくつの選び方についてお話します
こんにちは、なすかるです。
いつかは自分でできるようになる、くつの着脱。
興味がある子は自分でやってみようし始めますがなかなか待ってあげられなかったり、興味がない子にはどう教えていけばいいのか悩みますよね。
個人差はありますが、いつぐらいから自分ではけるようになるのでしょう?
自分でくつがはけるようになる時期が知りたい
どんなくつを選べばいいのか知りたい
くつの着脱を教える方法を知りたい
今回のブログでは、くつ選びのポイントや、着脱を教える際の手順を保育士目線で分かりやすくお話します。
最後まで読んだ後、きっと「今日から実践してみたい!」と思うはず!
(そうなってもらえたらうれしいです)
子どもの足の特徴を知ろう
子どもの足・歩き方の特徴
3歳くらいまでは土踏まずがなく、足の裏でふんばれません
子どもの足の特徴に合ったくつ選びが重要です
自分でくつがはけるようになる時期
個人差はありますが、私は2歳半くらいだと思います。
理由は2つで
・自分でくつを履いてみようと思う時期が2歳くらいであること
・くつをはく時に使う指先の細かな動きができるようになるのが2歳すぎだから
いろいろ調べてみると、「1歳半」や「2歳」という意見もありました。
見解はさまざまですが、実際私が担任をしていた女の子(1つ上の姉の影響でいろんなことに興味を示し、とても意欲的な子)も、完全にくつがはけるようになったのは2歳1か月位。
お子さんがおかれている環境はさまざまですから個人差はありますが、保育園での経験を平均すると、おおよそ2歳半前後です。
自分でできるようになるまでには時間がかかりますので、早めに準備をしていきたいですね。
歩きやすい、はきやすいくつの選び方
くつ選びのポイント
デザインよりも歩きやすさ重視!
こんなくつがおすすめです
1.足のサイズに合ったくつを選ぶ
【子どもの足の成長】
・3歳まで・・・半年に1cm大きくなる
・3歳以降・・・半年で5mm大きくなる
※3~4か月に1度はくつのサイズを
チェックをしましょう。
・くつの中敷きを外す
外した中敷きにかかとを合わせ
つま先部分に5mm~1cm
余裕があればOK
・余裕が2~3mmになったら買い替え時
(こちらの記事が参考になりました)
・選ぶ際はくつ屋さん等の専門家に
相談してみましょう
2.歩きやすいくつを選ぶ
軽くてはきやすく、安定感のあるマジックテープタイプのスニーカーがおすすめです
くつの着脱を教える方法
くつのはき方の手順をおさらい
普段大人はくつをはく際、特に意識することなくはいていますよね。
教える際に迷わないよう、もう一度手順を確認しておきましょう。
1.マジックテープをはずす
2.両手でくつの入口を大きく広げ
足を入れる
3.つま先を斜め上に向け、床でかかとを
トントンする
(小さい子はかかとを合わせて
とめた方が安定する)
4.マジックテープをとめる
着脱の仕方を伝えていこう
くつをはかせ始めた頃からやって欲しいことがあります。
それは、くつの着脱をしてあげる際、してあげる行為を言葉で伝えることです。
まだ分からないから・・・と無言でやってしまわず、言葉にして伝えてあげてください。
「くつをはこうね」「足を入れるよ」と伝えながらはかせることで、子ども自身も参加している気持ちになれます。
また、少しずつしてもらっていることが分かりだすと、見通しがもてるようになりますので、ぜひやってみてください。
【実際に一緒にはいてみましょう】
くつをはくよりも、脱ぐ方が簡単です 始めは自分でくつを脱ぐことからチャレンジしてみましょう 自分でできた喜びをたくさん感じられると STEP1を繰り返し、着脱に興味をもってきたら 大人がくつを広げてあげ、子どもが足を入れるよう促します はけたら一緒にマジックテープをとめましょう STEP2が上手になってきたら、自分ではく方法を伝えます くつの入口を両手で大きく広げると、はきやすくなります 生地によっては広げにくいものもあるので、柔らかい生地のくつをおすすめします まだしっかりマジックテープをとめられないので、きちんとしまっているか確認してあげてくださいね 本当におつかれさまでした!! 長い長い道のりでしたが、毎日の積み重ねが実りましたね!
お子さんも楽しくなりますね
STEP2に進みます
くつをはくのは複数のことを同時に行うだけでなく、体幹も使う難しい行為です
時にはやりたくない日もありますね
そんな時は
「今日はママがしようね」
「ここはママがするから、マジックテープはしてくれる?」
などと臨機応変に対応し、くつをはくことが嫌いにならないようにしましょう
気をつけたいこと
こまめに洗いましょう
子どものくつは汗や土などでとても汚れやすいです。
中性洗剤を入れたぬるま湯に1時間ぐらいつけた後に取り出し、ブラシ等で洗いましょう。
洗い終わったらしっかりとすすいでください。
特に雑菌が繁殖しやすい中敷きは念入りに洗いましょう。
中敷きを外した際に、くつのサイズチェックをするといいですね
マナーも教えましょう
くつをはけるようになることも大切ですが、ぬいだくつをくつ箱に入れたり、くつを揃えて上がることは大切なマナーです。
その都度伝えていくとともに、大人も自分のくつを揃えて上がるようにしましょう。
幼稚園や保育園へ行った時にも役立ちますので、ぜひ習慣づけてくださいね。
自分でできた喜びをたくさん経験させましょう
・簡単なお手伝いをお願いする
・スプーンを使い、自分で食事をする
・洋服の着脱をする などなど
自分でできた喜びをたくさん感じる中で、くつをはくことにも興味がもてるようになります。
お子さんができないところを手伝ってあげ、できたときは「すごいね!」「できたね!」と一緒に喜び合うことで、お子さんの自信とやる気が大きく育ちます。
「教えないと」と肩に力を入れすぎず、気楽に続けていきましょう。
さいごに
今回のポイント
子どもの足の特徴・くつがはけるようになる時期
【足の特徴】
・子どもの足はまだ未完成
・足のサイズや形も年齢が低いほど変化が大きい(3~4か月に1度はくつのサイズをチェックする)
【くつがはけるようになる時期】
・おおむね2歳半前後
【自分でくつをはけるようになるまでの手順】
(くつの正しいはき方を確認したうえで)
1.大人がしてあげる行為を言葉で伝える
2.まずはくつを脱ぐことから始める
3.大人が広げたくつに足を入れる
4.自分でマジックテープをとめる
5.(手伝ってもらいながら)自分ではいてみる
【気をつけたいこと】
・こまめに洗う
・マナーも一緒に伝える
・温かく見守りできない所を手伝う
くつをはけるようになるまで根気強く伝えていくのは、とても大変ですね。
トイレトレーニング同様、できるようになる日は必ずきますので、周りのお子さんと比べることなく、気長に取り組んでいきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
あなたの子育てがより楽しくなりますよう、陰ながら応援しています。
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