【0・1・2歳児のしつけ】 「どんな風に叱ればいいの?」

 

忙しい時に限って言う事を聞いてくれないので
ついイラっとして感情的に怒ってしまう・・・

 

怒っても全然響いてないけど
これってちゃんと伝わってるの?

 

なすかる
なすかる

お子さんを叱るって本当に難しいですよね
今回は、お子さんに伝わる叱り方についてお話します!

 

 

こんにちは、なすかるです。

外出した際、スーパーや飲食店などでお子さんを叱っている光景を良く目にします。

0・1・2歳児の子育てをされているパパ・ママもお子さんを叱ることってありませんか?

お子さんを叱る際、みなさんでしたらどのように叱りますか?

 

子育ては大人の思い通りにならないことも多く、時には感情的に怒ってしまうこともありますよね。

 

ですが、ちょっとだけ知識があれば、叱る回数が減らせるかもしれません。

今回は、お子さんの叱り方できるだけ叱る回数を減らす方法具体的な言葉かけについてまとめました。

参考になることがあればうれしいです!

 

あなたは怒ってる?・叱ってる?

怒ると叱る、どう違うの?

怒るとは・・・

感情的に自分の怒りやイライラをぶつけること
自分のためにすること)

 

叱るとは・・・

相手のためを思い、アドバイスしたり注意したりすること
相手のためにすること)

引用元:ベネッセ 教育情報サイト

 

なすかる
なすかる

お子さんを注意するときには、感情的に怒らずに叱りましょう

 

この子のためにと思っていても、意外と大人の都合で叱ってることってありますね
私も反省です・・・

 

0・1・2歳児に叱ることは必要?

結論

叱るのは命の危険がある時相手を傷つける行為の時だけ

基本的には叱ることは不要
して欲しい行為を繰り返し繰り返し伝えていこう

 

 

理由は大きな声で叱ったり、言葉で言い聞かせようとしても、まだ理解ができてないことが多いからです。
 
 

例えば片付けしない子に「片付けなさい」と叱ったとします。

漠然と「片付け」と言われても、その言葉の意味それを行動に結びつけることがまだ理解できない子も多いのです。

片付けができないのは、まだできる段階ではないから。

できるようになるまで分かりやすく、根気強く伝えていきましょう!

 

注意すること!

常に叱られていると、お子さんは委縮してしまい、大人の顔色ばかり気にしたり、そのストレスを周りに向けたりします

 

また、叱られることに慣れっこになり、大人の言うことを聞き流す習慣がついてしまうので、いざというときに効力をなくしてしまう場合もあります

 

「○○しようね」「○○してくれてありがとう」など、肯定的に分かりやすく伝えましょう!

 

なすかる
なすかる

職場で上司から怒鳴られた際
「そんな風に言わなくても・・・」って思たこと、ありませんか?

 

子どもだって
「分かるように教えて欲しいな」ときっと思っているはずですね

 

できるだけ叱らなくて済む方法を考えよう!

室内環境を見直し、叱る原因をなくそう

危険なものは手の届く所に置かないなど、できるだけ注意せずに済む環境を整えましょう。

毎回「ダメ!」っていうのは大人も疲れますよね。

触らないように教えていくのはもっと先の段階です。

まずはお子さんが安全に過ごせる環境を大人が作ってあげましょう。

 

ここをチェック!
お子さんの手の届く場所に危ないものを置かない
(触っていいものだけにする)
 
手を挟む、中に危ないものがあるなどの場所には鍵をつける
(危ないものは高い場所に置くか、鍵付きの扉の中へ)
 
危ないものがないか常に意識する習慣をつける
(「つい置いてしまうことだってある」と自覚し、日頃から確認する)
 
 

物の所在地を決めよう

おもちゃや絵本など、片付ける場所は決まっていますか?

意外と決まっていないという方もいらっしゃるのでは・・・?

 

先ほどの片付けの場合も、片付ける場所が決まっていないとお子さんはどこに片付けたらいいか分かりません。

いつも同じ場所にあるここにないと気持ちが悪いくらいに整った部屋だと、片付けの習慣も早く身につきます。

 

命の危険がある場合、相手を傷つける場合は行動を止める

本当に危険なときに「ダメでしょう」と優しく伝えたのでは危機感は伝わりません。

そんなときは、毅然とした態度でお子さんを叱ってください。

 

意地になってたたいてきたり、怒りを表現することもあると思います。

その際、危険であればお子さんの行動を止め、「じゃあやめようね」「もう帰ろうね」など、大人は淡々と伝えます。

「絶対にダメなことも世の中にはある」ことを教えることも必要です。

 

子どもは自分のペースで育っていくことを理解する

あなたのお子さんは、まだ生まれて数年しかたっていません。

いろんなことを学んでいる最中です。

一見わがままに見えることも、まだ理解ができない段階だったり、気持ちを抑えるまで発達していないことが原因なのかもしれません。

「何回言えばいいの!?」と思う気持ちはグッと抑え、お子さんの発達段階を観察し、適切な言葉で繰り返し繰り返し伝えていきましょう。

 

たまには一人でリフレッシュできる時間を作ろう!

お子さんに優しくできるのも、気持ちに余裕があるからこそ。

ママだって、たまには一人になりたいこともありますよね。

周りの人に協力してもらったり、時には保育園の一時保育等を利用し、リフレッシュすることをおすすめします。

ママもリフレッシュでき、お子さんにも優しくなれると、お互いにハッピーです!

 

具体的にどんな風に叱ればいいの?

どんな風に叱ればいいの?

なすかる
なすかる
 

お子さんと目を合わせ、短く、分かりやすい言葉で伝えましょう

 表情・態度

 しゃがんで同じ目線になり、視線を合わせ、怒っている表情で

 

 言葉
 少し低い声で、短く、分かりやすい言葉で
 時には淡々と

 

 ポイント
 ・大人がして欲しい正しい行動を伝える
 (どうしていけないことなのか、どうして欲しいのか)

 

【具体例】
  ・「○○で危ないからやめてね」
  ・「(相手の気持ちを伝え)、○○しようね」
  ・一緒に行動し、見本になる

 

 

 ・その時に(今)伝える
 (過去にさかのぼって怒らない)

 

 ・3歳ぐらいになれば、一緒に考える
 (なぜだめなのか、どうしたらいいのか)

 

 ・良い行動をしたときにはほめる

 

なすかる
なすかる

「ダメ!」は一見分かりやすくて便利な言葉ですが、「いけない」ということは伝わっても、「何がいけなかったのか」が分かりにくいです

 

特に小さなお子さんの場合、「ダメ」という機会が多くなりますが、たとえ理解できないとしても「ダメ。○○しようね」などと、して欲しいことも一緒に伝えましょう

 

さいごに

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

広い心で接すれば、キレる子にはならない

誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、優しい子に育つ

守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世はいいところだと思えるようになる

出典:「子どもが育つ魔法の言葉」
ドロシー・ロー・ノルト
レイチャル・ハリス 訳:石井千春

 

これは、私の好きな本の一冊、「子どもが育つ魔法の言葉」の文章です。

読み返すたび、どの言葉も「そうだなー」と改めて考えさせられます。

 

子どもたちにとって、自分に関わるすべての大人は「モデル」です。

「氏より育ち」と言われるように、育ちの中で長い時間一緒に過ごすパパやママの関わりは、子どもに大きな影響を与えます。

 

私が保育園で一番大事にしてきたことは、「子どもは一人の人間である(子どもの人権を大切にする)」ということです。

小さくても人格を持った一人の人間

保育園の中で一番弱い立場である子どもたちが一番守られるべき・・・そう思っています。

 

「どこまで子どもの思いをどこまで尊重するべきか?」

しつけと尊重の線引きは難しいですが、少し先に生まれた人生の先輩として、子どもが生きていくのに困らないよう伝えていくことが、大人の役割なのではないでしょうか。

 

難しく考えず、まず「自分がされて(言われて)嫌なことはしない(言わない)」ことから始めてみませんか?

 

 

 

なすかる
なすかる

最後までお読みいただき本当にありがとうございました!

あなたの子育てがより楽しくなりますよう、陰ながら応援しています。

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