ほめて育てた方が良いと聞くけど
ほめてばかりで大丈夫なのか心配・・・
ほめるのが苦手で
どのようにほめていいか分からない・・・
上手にほめて育てると、体や心の成長に良い影響を与えます
ほめ方のポイントを知れば、子育てが楽しくなりますよ!
こんにちは、なすかるです。
「子どもをほめて育てましょう!」と聞いたことはありませんか?
一方で、「ほめて育てるのは良くない」という意見もあります。
どちらがお子さんにとって良いのでしょう?
「叱られて育つよりも、ほめられて育つ方が良さそう」という事はなんとなく想像できますが、本当にほめて育てて大丈夫なのか・・・気になるところですよね。
そこで今回は、ほめて育てることのメリットやデメリット、具体的に上手にほめる方法についてまとめました。
参考になればうれしいです!
ほめて育てるメリット・デメリット
ある研究でも「母親が乳児に話しかけたりほめたりするほど子どもの社会性や応答性が良くなる」という事が明らかになっているそうです。
具体的にどんなメリットやデメリットがあるのか見ていきましょう。
・自己肯定感が高まる
・自らやってみようとする力が育つ
・安易にほめすぎると、ほめられ慣れしてしまう
・ほめ方を間違えると、自己中心的な考え方になったり、過度に失敗を恐れる子になってしまうこともある
メリット1:自己肯定感が高くなる
自己肯定感とは、自分の良いところも悪いところも認め、ありのままの自分を肯定できる感覚のことです。
自己肯定感は、身近な大人から十分な愛情を受けることで育ちます。
「みんなに愛されているんだ」「できないことがあっても、それも自分。ありのままでいいんだ」という体験をたくさんすることで、自分に自信がもて、将来挫折や困難にぶつかったとしても、乗り越える力になります。
特に3歳までは心の土台が育つ大切な時期です
「大好きだよ」
「いつも見守っているよ」と
たくさん愛情を注いであげましょう!
メリット2:チャレンジする力が育つ
ほめられて育った子は気持ちが安定しています。
そのため何事にも前向きにチャレンジすることができ、もし失敗したとしても、励ましてもらえる安心感があるため、物事をポジティブに考えることができます。
デメリット1:ほめすぎるとほめられ慣れしてしまう
ほめることが良いといっても、安易にほめすぎるのはNG。
ほめられないとやらなくなったり、「もっとほめられたい」とほめられることが目的になったりします。
適度に、そして的確にほめることが重要です。
デメリット2:自己中心的な考え方になったり、過度に失敗を恐れる子になることも
過度にほめられすぎた子は自信過剰になってしまい、注意されたり失敗した際、「私は悪くない」と間違った自信につながることがあります。
また、失敗することを嫌がり、自信のないことには挑戦しない子になってしまうこともあるので注意が必要です。
「適度に」「的確に」が大切ですね!
年齢別 子どものほめ方・関わり方
まだほめても分からない赤ちゃんはどうやってほめるの?
年齢ごとにお子さんの理解力も違い、大事なポイントも異なります
あなたのお子さんにはどのようなかかわり方がベストなのか、一緒に見ていきましょう!
0
歳 |
ほ め る |
【まだほめられることが理解できない時期】
ポイント
言葉は理解できないが、大人の表情を察することができるようになってくる
子どもがした行為を言葉で伝えたり、気持ちを代弁する(認めることはほめること)
<具体例> ・「オムツがぬれたって教えてくれたんだね、ありがとう、きれいにしようね」 ・「(子どもの喃語を真似しながら)おしゃべり上手だね」 |
か か わ る |
【「自分は愛されているんだ」と十分に感じられるようかかわる】
ポイント
言葉はしゃべれなくても、しぐさや表情で気持ちを伝えようとしている
子どもの気持ちを理解しようと努め、愛情もって接する
<具体例> ・子どもの欲求(泣くなど)に、手を止めすぐに答える ・優しく微笑み、話しかける ・スキンシップをとる |
|
1
歳 |
ほ め る |
【少しずつ簡単な言葉が理解できるようになる時期】
ポイント
まだほめらていることを十分理解できていないが、大人の声や表情で良いことや悪いことが理解できるようになってくる
できた行為や大人がして欲しい行為をしたときに、できた行為を短くほめる
うれしい気持ちに共感する
<具体例> ・「(大人の所まで歩いてきて)すごいね!ここまでこれたね!」 ・「自分でできたね、うれしいね!」 |
か か わ る |
【子どもの安全基地になる】
ポイント
周りのものに興味をもち、大人から少し離れて探索活動を楽しむ時期
「行ってみよう」「やっぱり怖いな」を繰り返しながら成長していく
「いつでも見守っているから大丈夫だよ」とそばで見守ることが大切
<具体例> ・子どもが甘えてきたら、少し手を止め、安心するまで応える ・声はかけなくても、いつでも温かく見守っている(アイコンタクトなど) |
|
2
歳 |
ほ め る |
【ほめられることが分かるようになり、喜ぶ】
ポイント
どんなところが良いのか具体的にほめる
結果ではなくプロセスをほめる(努力していること・取り組む姿勢・やり方など)
<具体例> ・「おもちゃを片づけてくれてありがとう!きれいになったから気持ちがいいなー」 ・「嫌いなピーマン、一口食べれたね!がんばったね!」 |
か か わ る |
【会話のキャッチボールを楽しむ】
ポイント
自分の思いを聞いてもらえるのはうれしいもの
会話の中に質問を取り入れながら、会話のキャッチボールを楽しむ
<具体例> ・子どもに質問し、子どもの思いに耳を傾ける YesやNoで答えられる質問ばかりせず、自分の気持ちが伝えられるように工夫する 「一番○○」を使うと答えやすい (「今日幼稚園で一番楽しかったことってなあに?」など) |
子どもを評価しない
「えらい」「よくできました」
能力や性格をほめない
「かっこいいね」「上手だね」
「すごい」を乱用しない
本当に心が動いたときだけ
オーバーリアクションしない
くせになる(ほめられ中毒に)
集中している最中に声をかけない
遊びが終わってから 子どもが求めてきてから
認めるのもほめると同じ
時にはアイコンタクトで「見てるよ」と伝えよう
時には声をかけずに温かく見守り、アイコンタクトで伝えることもほめることにつながります!
良いほめ言葉・悪いほめ言葉一覧
良いほめ言葉 (認める・励ます・共感する) |
悪いほめ言葉 (評価する・能力や性格をほめる) |
・よくがんばったね ・ありがとう ・(こんなこと)ができるようになったね ・次はきっとうまくいくよ! ・いろんな色でぬってきれいだね ・ママもうれしいな ・すごい!・上手!(連発注意) |
・頭がいいね、かしこいね ・おりこうさんだね ・さすがお兄ちゃん (比較しない) ・やればできる ・口ぐせのようにとにかくほめる
|
新潟県立教育センターさんが出されている「子どもを認める100の言葉」と言うPDFがありました。
3歳までのお子さんにはまだ難しい言葉もありますが、今後の参考になると思いますので、興味のある方はご覧ください。
0・1・2歳の時期に大切なことは
たくさんほめることよりも、「愛されてる・認められている」とたくさん感じること
「ほめないと!」と肩に力を入れすぎず、自然体でいきましょう!
さいごに
今回は、お子さんをほめて育てるメリット・デメリットや、具体的なほめ言葉についてお話しました。
改めて保育園での私の言葉かけを振り返ると
「すごいねー!」「やったねー!」「上手ー!」を連発してることが多かったです・・・。
大人の言葉のシャワーが子どものやる気アップや生きていく力につながるということを改めて感じ、これからはもう少し意識して言葉かけをしていきたいです。
でも一番は、お子さんが毎日を幸せに過ごすこと。
周りの大人は温かく見守り、困っているときには手を差し伸べ、お子さんの応援隊長になってあげたいですね!
最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
あなたの子育てがより楽しくなりますよう、陰ながら応援しています
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