【スプーン】 スプーンを始める時期や教え方を徹底解説!

スプーンはいつから使わせればいいの?

 

スプーンを持たせているけど遊んでばかり・・・

 

上手に使えるようになるの?

 

なすかる
なすかる

スプーンの持ち方は、発達に合わせて変わります


今回は、スプーンが上手に使えるようになる方法について解説します!

 

こんにちは、なすかるです。

離乳食を食べ始めたお子さんが、「自分で食べてみたい!」と手を伸ばし始めると、大人が使っているスプーンにも興味を示し始めますね。

その際、「いつから自分のスプーンを持たせていいのかな?」「どう教えたらいいんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

 

こんな方におすすめ

 スプーンをいつから持たせたら
  いいのか知りたい

 

 スプーンの持ち方をどうやって
  教えていけばいいのか知りたい

 

大人はスプーンを使って食事をしますが、いざ使い方を教えるとなると戸惑うこともありますよね。

今回の記事を読んだ後、お悩みがすっきり解決し、食事の時間がより楽しくなればうれしいです!

 

スプーンを使い始めるタイミングは?

スプーンに興味をもち始めたらスタート

離乳食が進み、意欲的に食べるようになると、「これが食べたい」と手を伸ばしたり、指をさして伝えたりするようになります。

大人が持っているスプーンにも興味を示し、自分で持とうとすることも。

スプーンに興味を持ち始めた頃(1歳になるくらいがめやす)に、スプーンを持たせてみましょう。

 

スプーンを持たせる前に

離乳食後期になったら
手づかみ食べをたくさんさせて
あげましょう


【手づかみ食べとは】
 食べ物を目で確かめ、手指で
 つかみ、口まで運んで食べる
 目と手と口の協調運動

 

【手づかみ食べで経験すること】
・食べ物の色や形、温度、固さや
 食感、匂い、
味などを
 確認している

 

・上記の経験が好奇心や五感を
 刺激する


【手づかみ食べで育つこと】

・十分に手づかみ食べを経験する
 ことで、食事への意欲が育つ

・自分で食べれた喜び
(成功体験)を感じるで
 食事だけでなく
 身のまわりの事を

 自分でやってみようとする
 意欲も育つ


・自分でかみちぎることで
 一口サイズが分かる

 

なすかる
なすかる

手づかみ食べは、食事への意欲を育て、スプーンが上手になるための大切なステップです

後片付けが大変ですが、ぜひ経験させてあげてくださいね

 

【手づかみ食べをする際のポイント】

 

発達に合わせ
食材の大きさや固さを調節する

 

始めは崩れにくく
つかみやすい食材を選ぶ

(やわらかく煮た人参や大根など)

 

手づかみ食べに慣れてきたら
丸型やスティック状などの
形状にする

(野菜、食パン、丸型のおにぎりなど)

 

手づかみ食べ用のお皿を用意する
(全部がぐちゃぐちゃにならないよう
基本は大人が食べさせ
手づかみ食べ用のお皿に
少しずつおかずを入れる)

※手づかみ食べをする際は、のどに詰まらせないよう、必ず大人が見守りましょう

 

離乳食の際におすすめのスプーン

離乳食の際、どのようなスプーンを使われていますか?

なすかる
なすかる

保育園で使っていた
大人用の離乳食介助スプーン

 

すごく使いやすくておすすめです!

 

    【おすすめしたい理由】

 

子どもが食べやすい形状

 

柄が長い
 ・食べさせやすい
  

 ・次第に柄を持つようになり、
  自分で食べている気持ちになれる
  

 ・スプーンを口へ運ぶ練習にもなる

離乳食介助用スプーンにご興味のある方はこちら

 

スプーンの持ち方・進め方

スプーンは、お子さんの発達に合わせて持ち方が変わってきます。

知っておけば、どの持ち方が食べやすいのかが分かりますよ。

 

  • STEP1
    手づかみ食べ(離乳食後期頃から)

    上記参照
    意欲的に離乳食を食べ
    スプーンに興味をもち始めたら
    子ども用スプーンを持たせてみましょう
    (始めは柄が太めで握りやすい
     スプーンを使うと、握りやすく安定します)

  • STEP2
    上にぎり(1歳頃から)

    スプーンの柄を上からにぎる

    ・口へ運ぶ際、肘が下がっていると
     上手に口へ運べません

     肘が下がっている場合は
     その都度肘を軽く上げてあげましょう

    ・離乳食介助用スプーンを使い
     食材を集めてあげると
     すくいやすくなります

    ・ユニバーサルプレートのような
     ふちが直角に近いお皿を使うと
     すくいやすくなります
     (ユニバーサルプレートにご興味
      ある
    方はこちら

  • STEP3
    指にぎり(1歳半頃から)

    スプーンの柄を上から指先で持つ

    ・上からにぎり(STEP2)が
     上手になってくると、
     自然と指にぎり
    (指先でスプーンを支える)や
     親指で支えるような握り方に
     なってきます(下)

    ・持ち方は自然と身についていくので
     教えなくても大丈夫です

    ・お子さんによっては
     STEP3をとばしてSTEP4へいく子も

     (個人差があります)

    ・指先を使う遊びを取り入れ
     指先の発達を促しましょう

     (のちほどご紹介します)

  • STEP4
    えんぴつにぎり(2歳頃から)

    スプーンの柄を下から持つ
    (親指、人指し指、中指の3本で
    支える)


    ・スプーンを使ってあまりこぼさずに
     食べれるようになってきたら
     えんぴつにぎりに進みましょう

    ・親指と人指し指で鉄砲の形を作り
     そのままスプーンを持ちます

    (保育園では「バキューンで持とうね」
     と伝えています(下))

    ・えんぴつにぎりが完成するのは3歳頃

     えんぴつにぎりは箸の持ち方の
     基礎になります

    ・クレヨンをえんぴつ持ちしだすと
     スプーンもえんぴつにぎりができます

     指先を使ってスプーンを持つので
     細かな手先を使うような
     おもちゃを用意しましょう

  • STEP5
    箸を使ってみよう(3歳頃から)

    えんぴつにぎりでスプーンをにぎり
    上手に食事ができれば箸の準備はOK

    ・お子さんが興味を示していれば
     箸を持たせてみましょう

    ・箸を急いで持たせる必要はありません
     

    ・スプーンのえんぴつにぎりができて
     いれば、箸への移行もスムーズです

 

こんなときどうしてる?

 

フォークはいつから使えばいいの?

フォークを使い始めるのは
スプーンが上手に使えるように
なってから

 

スプーンの動きが基本になります


スプーンも、フォークも・・・と

がんばりすぎず
まずはスプーンから
上手に使えるようになりましょう

 

 

 

2歳過ぎなのに、スプーンやフォークを使うよりも
手で食べてしまうことが多い

1歳から3歳くらいまでは
まだ手づかみ食べで
食べることもあります

スプーンが上手に使えるようになっても

手づかみで食べてしまうこともあります

(例)

おなかがすいて早く食べたい時
食べ物がすくいづらい時  など

 

なすかる
なすかる

その都度スプーンを使うように言うのは逆効果
食事が楽しくなくなります

なぜ手で食べてしまうのかをじっくり観察し、時々声をかけ、スプーンで食べれた時は十分ほめましょう

 

 

どんな食器を使ったらいいの?

大人と同じように
和食器を使っている方もいれば
ワンプレート皿を使っている方もいます

特にどちらが良いという事はありません
子どもが使いやすい物を選びましょう


ワンプレート皿を使うときは

お皿のふちが直角に近い物を選ぶと
ふちが壁になり、すくいやすくなります

箸を使う時期をめやすに

和食器を使い始めましょう

 

なすかる
なすかる

食器は持ちやすさ」「すくいやすさ」「安定感(少し重みのあるもの)を重視して選ぶといいですよ

 

指先の発達を促すおもちゃ

スプーンを上手に持てるようになるには、手指の発達が欠かせません。

手指を使うおもちゃで遊びながら、発達を促しましょう。

ほんの一例ですが、ご紹介します。

 

にぎるマラカスなど
引っぱる箱から布を引き出すなど引き出すおもちゃ
つまむ 洗濯ばさみのおもちゃ
すくう

砂遊び

ままごとあそび

ひねる きらきら星の手あそび
重ねる

積み木を積む

カップを重ねる

手首や肘を使うくれよんでおえかき
つまんではめる簡単なパズル

シールをはがして貼る、新聞紙等をちぎる、粘土遊びなども手指を使うのでおすすめです。

 

なすかる
なすかる

指先を使いながら、「自分でできた!」成功体験がたくさん味わえるよう、発達に合わせたおもちゃを選んであげてくださいね

 

さいごに

 

今回は、スプーンを使い始める時期や教え方についてお話しました。

育児書や保育士専門の本には、スプーンの持ち方のステップについて

 

上にぎり→下にぎり(柄を手のひら全体でにぎる)→えんぴつにぎり

 

と書いてあるものが多いです。

私もずっと子どもたちにそう教えてきましたし、周りの先生方もそう教えていました。

なんの疑いもなくです。

 

ある時、体育大学出身の方に「うちのクラスの子なんですが、スプーンを下持ちすると食べづらそうだし、こぼす量が多いんですよね」と相談すると、「実際にやってみてください!」とスプーンを渡させました。

 

やってみると、確かに食べづらい・・・

 

「腕や肘の機能(筋肉・筋など)を考えると、下から握ってすくい、口に運ぶ行為は不自然な動きなんです。

大人がすくいづらいんだから、子どもならなおさらすくいづらいはずです。」

そう言って、親指を出して上からにぎる持ち方を勧められました。

 

目からうろことはまさにこのこと!!

 

本に書いてあることや、保育士界の常識は絶対に正しい!って信じてはいけないなと思いました。(ほとんど正しいですけどね)

情報がたくさんある世の中だからこそ、上手に調べて自分の目で見極めることが大切です。

 

あっ、すいません、スプーンの話でした。

食事は楽しく・おいしくが1番

「おいしいね」と食事を楽しみながら、焦らず、気長にスプーンを使ってみてくださいね。

 

なすかる
なすかる

最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
あなたの子育てがより楽しくなりますよう、陰ながら応援しています。

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